担任も親も子供のいじめをほとんど見つけられない。

いじめについて発見のきっかけから、どのようにいじめが発見されるかについて確認してみたいと思います。「平成28 年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(確定値)について」(以下、調査結果)をもとに確認してみたいと思います。

いじめの定義

文部科学省の調査について、いじめは以下の通り定義されています。

『本調査において,個々の行為が「いじめ」に当たるか否かの判断は,表面的・形式的に行うことなく,いじめられた児童生徒の立場に立って行うものとする。  「いじめ」とは,「児童生徒に対して,当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又 は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものを含む。)であって,当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。」と する。なお,起こった場所は学校の内外を問わない。』(平成28 年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(確定値)についてより)

いじめの発見のきっかけ

調査結果にもとづくいじめ発見のきっかけは下のとおりになります。

第1位 アンケート調査等の学校の取り組みにより発見(51.5%)

第2位 本人からの訴え(18.1%)

第3位 学級担任が発見(11.6%)

第4位 本人の保護者からの訴え(10.6%)

※「平成28 年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(確定値)について

調査結果について

アンケート調査による発見が51.5%となっている、毎日一緒に住んでいる親が発見したのは10.6%しかなく、学校で関与が長い学級担任についても11.6%という結果に。子供のことを見てくれている学校の担任の先生も親と同じ程度の発見でしかないという衝撃の結果。

なぜこんなに発見可能性が低いのかについてはいくつか要因が考えられるかと思います。(子供に接する時間が少ない、子供が親や担任に隠す等々)推論で結論を得ることは間違った情報になる可能性がありますので、この辺についても研究論文等が無いか等調べて別途ご報告したいと思います。

学校選択について

今回の結果から、学校選択にも影響がでてくるのではないかと思います。調査結果の過程から担任の先生に過度に期待すること、頼ることも子供にとって最良ではないのではないかと思います。アンケート調査が現状で一番有効な手段であることからまずは学校を選択する際に、アンケート調査等どのようにいじめを発見するための制度を整えているのか、どの程度の頻度なのか、どういった内容なのか。調査結果は保護者に開示されるのか等学校としてどのように対策されているのかという点、重要になるのではないでしょうか。

調査結果から、約68%の学校でいじめが認識されていることからもまずはいじめが発見される体制がきちんと確認するのも親の役目なのかも知れません。

まとめ

調査結果から学級担任も親も多くのいじめを見過ごしているという結果が出てきました。現状として、学校選択時に学校のいじめに対する体制をきちんと確認する必要があるかと思います。また、入学後について学校の体制に不備があるようであれば改善をもとめるということが重要であるものと考えられます。

このままでいいとは思えず、いじめを発見できるよう努力が必要かと思います。今後はなぜ学級担任や親がいじめを発見できていないのか、どのようにしたら発見できるのかといった点を調査したいと思います。

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